<p>手塚治虫『リボンの騎士』特集、後編でございます。<br>
※今回は「なかよし」版を取り上げています。<br>
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本エピソードでは『リボンの騎士』を読んでみてどう思ったか?ということを主に語っています。<br>
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主人公サファイアはもちろん、海賊ブラッド、魔女の娘ヘケートなどキャラクターの魅力。<br>
(シャークくんはあるキャラクターに一家言あるようですが……。)<br>
「男しか王になれないという掟」、ふたつの心を欲しがる親たちと、グロテスクな構造の中で人にかけられる圧。<br>
動いてる!と思わされる、冒険活劇としての面白さ。<br>
この作品には様々な視点で楽しむことができます。<br>
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そして、63年〜66年に描かれた「なかよし版」と、53年〜56年(10年前!)に描かれた「少女クラブ版」と照らし合わせることで、<br>
手塚治虫の問題意識、考えていることも浮かび上がってくる……?<br>
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この作品を取り上げること、というのは非常に誇らしい体験でした。<br>
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・『リボンの騎士』あらすじ<br>
【天使チンクの悪戯により、男と女両方の心を持って生まれてきた王女サファイア。<br>
この国には男しか王になれないという掟があり、<br>
悪評高いジュラルミン大公が次の世継ぎに自分の息子プラスチックを据えようとしていた。<br>
ジュラルミン大公の支配を逃れ王位を守るため、サファイアは表向きは王女でなく王子として育てられることとなった。<br>
かくして15歳となったサファイアは、謝肉祭の夜、亜麻色の髪の乙女に変装したサファイアは、<br>
舞踏会で隣国の王子、フランツと踊り、二人は瞬時に強く惹かれあうのであった。】<br>
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