■サムネ画像は:
■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
■「はたらく細胞」
「翔んで埼玉」などの武内英樹監督の面目躍如たる人気漫画の実写化。高校生の漆崎日胡(芦田愛菜)と父、茂(阿部サダヲ)の現実世界と2人の体内が舞台。ドラマ「マルモのおきて」の名コンビ、芦田と阿部が現実世界の父娘を堅実な芝居で見せる。その分、2人の体内というファンタジー部分では、細胞たちがギャグとアクションで大いに弾ける。
■「映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」
児童書の実写化。路地裏に突然現れる不思議な駄菓子屋。客に必要な特殊な効能がある駄菓子を提供している。ただし、これを食べて幸せになるか不幸になるかは本人次第。どことなく「ドラえもん」と「笑ゥせぇるすまん」を合体させたような趣だ。
■「お坊さまと鉄砲」
国の豊かさの指標にGNH(国民総幸福量)を掲げるブータン。王制から立憲君主制の民主主義国家へと転換されたが、本作は初の選挙を目指し、山間の村で行われた模擬選挙をめぐる物語だ。
■「不思議の国のシドニ」
日本を舞台に、仏の女性作家が体験する哀悼の終わりと再生をユーモアを交えて描く。エリーズ・ジラール監督自身の来日体験を基に作られた。
■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)
■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。
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①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。
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②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。
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■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
■「モアナと伝説の海2」
ディズニーの長編アニメで、日本では平成29年に公開された「モアナと伝説の海」の続編。今回、モアナは世界を引き裂いた呪いを解くため、島の仲間たちとともに海の果ての島を目指して舟をこぎだす。
■「どうすればよかったか?」
統合失調症の疑いがある実姉と、彼女を自宅に閉じ込め続ける両親の姿を、藤野知明監督が記録したドキュメンタリー作品。藤野監督は20年にわたって家族を撮影。粗削りながら、人間の弱さと、家族という関係が持つ奇妙なゆがみがありありと描かれる。
■「ホワイトバード はじまりのワンダー」
世界的大ヒット作「ワンダー 君は太陽」(2018年)の原作者がアナザーストーリーとして書き上げた物語が、再び映画化。前作「ワンダー」で主人公をいじめていた少年と祖母サラが主人公。
■「NO ハンブルク NO ビートルズ」
今年は英国のザ・ビートルズが米国市場を席巻してから60年。この作品はビートルズのドキュメンタリー映画で、それ以前、今風にいうならインディーズ時代のビートルズと独ハンブルクとの関わりを振り返る。
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①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。
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■サムネ画像は:映画「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」©2024アングリースクワッド製作委員会
■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
■「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」
税務署員と詐欺師が手を組み、悪徳実業家に立ち向かう|というユニークな設定の作品。韓国ドラマ「元カレは天才詐欺師~38師機動隊~」を原作に、「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督が映画化した。
■「正体」
脱走した死刑囚が間一髪で警察の追っ手を逃れながら潜伏を続ける。同名小説を「余命10年」などで人気の高い藤井道人監督が映画化。げっそりと痩せ、ぎらぎらと目を光らせながら逃走を続ける主人公を横浜流星が演じる。
■「山逢いのホテルで」
スイスの美しい自然の中、母と女の立場の間で揺れるヒロインを描く。監督はこれが長編デビュー作となるマキシム・ラッパズ。主人公の気品ある魅力に圧倒される。息子のためだけに生きてきた彼女の中で甘い夢が抑えがたく膨らんでいく様子が切ない。
■「リュミエール!リュミエール!」
シネマトグラフ(撮影・映写機)を1895年に発明し、映画の父と呼ばれるルイとオーギュストのリュミエール兄弟の映像をまとめた「リュミエール!」(2017年)の続編。映画ファンはもちろん、映画界を目指す人たちにも必見の作品。
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①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。
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②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。
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■サムネ画像は:映画「海の沈黙」©2024 映画『海の沈黙』INUP CO.,LTD
■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
■「海の沈黙」
脚本家の倉本聰が長年温めてきたという、「美とはなにか」を問う物語。世界的な画家、田村(石坂浩二)は展覧会で展示された自作が贋作と気づき、ある事件で姿を消した天才画家、竜次(本木雅弘)の存在が浮かび上がる。竜次のかつての恋人であり、今は田村の妻である安奈(小泉今日子)は、彼を追い北海道へと向かう…。
■「六人の噓つきな大学生」
同名小説を「名も無き世界のエンドロール」などの佐藤祐市監督が映画化。就職試験の最終選考に残った6人の大学生は友情を温め合うが、課された最終審査は「自分たちで合格者を選べ」。そして彼らは、会議室という密室で6通の怪しい封筒を見つける。そこには、各人の噓と罪が記されていた。
■「ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US」
世界的なベストセラー小説を、俳優のジャスティン・バルドーニがメガホンをとって映画化。バルドーニは主人公の相手役という重要な役で出演もしている。原作は恋愛小説をうたうが、作家の半自伝的な内容で家族やパートナーからの暴力を扱う。映画も、それらの主題に正面から誠実に取り組んだ。
■「チネチッタで会いましょう」
時代の変化についていけず、仕事も家庭もうまくいかない映画監督の姿をコメディータッチで描く。ナンニ・モレッティ監督が、自身の集大成として製作、主演も務めた。あらゆる場面にフェデリコ・フェリーニ監督作品など過去の名作や自作の引用が散りばめられ、映画愛に満ちた作品。
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■サムネ画像は:映画「室井慎次 生き続ける者」©2024 フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝
■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。
■「室井慎次 生き続ける者」
平成の大ヒットドラマ・映画「踊る大捜査線」シリーズの主要人物の一人、室井慎次(柳葉敏郎)。彼のその後を描いて10月に公開された「敗れざる者」の圧巻の続編。
■「グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声」
米アカデミー賞作品賞、主演男優賞(ラッセル・クロウ)など5部門を受賞した「グラディエーター」(2000年)の続編。監督は前作に続き名匠リドリー・スコット。ローマ帝国軍の侵攻により妻を殺され、自身も奴隷となったルシアス(ポール・メスカル)はローマへ連行され、グラディエーター(剣闘士)として円形闘技場での死闘に挑むことに。
■「Back to Black エイミーのすべて」
アルバム「バック・トゥ・ブラック」を発表し、グラミー賞5部門を受賞して一躍世界的大スターになるも、27歳の若さで早世した英国のシンガー・ソングライター、エイミー・ワインハウス(1983~2011年)の生涯を、実話を基に描いた。
■「アット・ザ・ベンチ」
売れっ子写真家で気鋭の監督、奥山由之による自主制作映画。河川敷に取り残された古いベンチをめぐる5つの短編からなる、優しさあふれるオムニバスで、当代の人気俳優らが丁々発止の芝居を繰り広げる。出演は広瀬すず、仲野太賀(たいが)、森七菜、草彅剛など。
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