<a href="http://www.m-and-h.com/m-and-h/Media/mh_takeshi_26.m4v"><img src="http://www.m-and-h.com/m-and-h/Takeshis_Podcast/Media/mh_takeshi_26.jpg" style="float:left; padding-right:10px; padding-bottom:10px; width:80px; height:53px;"/></a>状況:<br/>友だちのマットがダンス・パフォーマンスを観に行くと言っていたのを思い出すタケシ。明後日のレポート締め切り後なら自分も行けるかもしれないと考えて、マットに日時を確認してみる。<br/><br/>ポイント:<br/> • 驚きやいらだちを表す否定疑問文<br/> • ある状況を念頭において言う “have to + 原形動詞” 「…しなければ」の パターン<br/> • 誘われたり依頼されたりしたときに、断らなければならない心境を率直に伝える表現 “I don’t think I can.” 「できそうにないんだけど」<br/><br/><br/>語句とルールの説明:<br/>・Was it tomorrow or the day after tomorrow? 「明日だったけ、それとも明後日だったけ?」 <br/>思い出そうとしながら言うときに、be動詞を過去形にすることが多い。<br/>(例文1)What was it called? 「(それって)何て名前だったけ?」<br/><br/>(例文2)The color of her eyes was ... gray, maybe. 「彼女の目の色は…確かグレーだったんじゃないかな」<br/><br/>(例文3)Uh, what was that word again? I forgot. 「えーと、何て言葉だったけ? 忘れちゃったよ」<br/><br/>・Tomorrow at 7:00. 「明日の7時だよ」<br/>朝7時にダンスパフォーマンスがあるとは考えられないので、夜の7時ということ。<br/><br/>午前が午後か言わなくてもわかるときには、午前、午後の時間帯に言及しないことが多いが、時間帯をはっきりさせたいときは、「午前」 “in the morning”、「午後」 “in the afternoon”、「夕方」 “in the evening”、「夜」 “at night” などの表現を時刻のあとにつけて言う。たとえば「午前7時」であれば “Seven (o’clock) in the morning.” と言い、“o’clock” はあってもなくてもよい。<br/><br/>なお、24時制は “military time” と呼ばれ、アメリカでは軍隊で使う表現だと考えられていて、一般の人が日常生活の中で使うことはない。<br/><br/>・Aren’t you coming? 「行かないの?」 <br/>驚きを表す否定疑問文<br/>話者が行く予定のところへ誰かが「行く」というときの動詞は “come”<br/><br/>ここでは、せっかくのパフォーマンスだから、観ておいた方がいいのに、なぜ観に行かないんだろうと驚きを表すのに否定疑問文を使っている。このような否定疑問文は、親しい間柄の人と話すときによく使う。<br/><br/>・paper 「(宿題として提出する)レポート」<br/><br/>・No, I have to write my paper. 「行かない。レポートを書かなきゃ」<br/>ある状況を念頭において言う “have to + 原形動詞” 「……しなければ」の パターン<br/><br/>ここでは、レポートの提出期限が迫っているという状況を念頭において “have to” の表現を使っている。<br/><br/>ここで、助動詞 “must” を使って “I must write my paper.” と言うと、レポートを書きたい自分の気持ちを優先させる感じになる。それでは、誘いを断るのには少々、自分勝手な言い訳に聞こえてしまうので、このような状況では “have to” を使うのが一般的。<br/><br/>会話するときには、 “have to” と “must” のニュアンスが異なることを覚えておこう!<br/><br/>・Oh, but can’t you do it later? 「えーっ、でも後回しにできないの?」<br/>これも 驚きを表す否定疑問文<br/>驚きだけでなく、せっかくの機会だから宿題は後回しにしてダンスを観に行けばいいのにという気持ちも、この否定疑問文には込められている。<br/><br/>・I don’t think I can. 「(後回し)できそうにないんだ」<br/>断らなければならない心境を率直に伝える表現<br/><br/>このように気持ちを率直に伝える表現は、家族や友だちなどの親しい人に対してよく使う。この表現を依頼された仕事を断るときに使うと失礼になることがある。仕事を断るような場合には “I’m sorry, but I can’t.” 「申し訳ありませんが、お引き受けできない状況で」と言ってから、理由を述べて、引き受けられないことを説明する方が丁重な姿勢を示すことができる。<br/><br/>・deadline 「締め切り」「提出期限」<br/><br/>・topnotch 「一流の」<br/><br/>・give a talk about ~ / give a talk on ~ 「〜について講演する」「〜の話をする」<br/><br/>・You shouldn’t miss it.「見逃す手はないよ」「逃さない方がいいよ」<br/>アドバイスの助動詞 “should” を使った表現<br/><br/>・make the deadline 「締め切りに間に合う」<br/><br/><br/> MH より:<br/>日本語では「〜するの?」と尋ねるより、否定疑問文を使って「〜しないの?」と尋ねる方が遠慮がちな印象を与えます。それに対して、英語の否定疑問文は率直な気持ちを伝えるときに使い、相手を間違えて使うと失礼になってしまうことがあります。日本語と英語の否定疑問文の違いを理解しておきましょう。<br/>(例文1)Don’t you remember what she said? 「彼女が言ったことを覚えてないなんて、ビックリ」 (英語の否定疑問文が驚きを表す例)<br/><br/>(例文2)Do you happen to remember what she said? 「彼女が言ったこと、ひょっとして覚えてないかしら?」 (英語で控えめに尋ねるときの例)<br/><br/>(例文2)は “happen to” 「ひょっとして〜」という表現を使うことで控えめな表現になっています。それに対し、日本語では「覚えてる?」と尋ねるより、否定疑問文を使って「覚えていませんか?」とか「覚えてないかしら?」と言う方が控えめな感じに聞こえます。(例文2)のような控えめな表現を使いたいと思っていても、日本語をそのまま英文にして否定疑問文の英語表現を使ってしまうと(例文1)のような驚きを率直に伝える表現になってしまいます。ですから、違いをよく理解して使い分けるようにしましょう。<br/><br/><a href="entori/2015/4/19_82.html">ページトップ へ</a>