#294 役職がつくとなぜ偉そうになるのか

JUL 1, 202626 MIN

Description

役職がつくと、人はなぜ偉そうになるのか。日経ビジネスの記事で大愚和尚が語った「我執」を入り口に、今回は組織の現場で起きる"偉そう化"のメカニズムを掘り下げました。 多くの新任マネージャーがハマるのは、役割と人格の混同です。課長・部長という役職は組織を回すための機能であって、その人が偉くなったわけではない。ところが毎日役職名で呼ばれ決裁権を握るうちに、機能の偉さを人格の偉さと錯覚し始める。さらに不安や恐怖をポジションパワーで解決しようとし、上に行くほど耳の痛いフィードバックが消えていく。この悪循環が、傲慢さを無自覚に加速させます。 抜け出す鍵は、裏返すこと。役職ではなくさんづけで呼び合い、役割と人格を切り離す。弱さや試行錯誤を自己開示して、恐怖による支配ではなく共感で巻き込む。そして「最後に、僕のことで気づくことない?」と自ら問い、耳の痛いフィードバックを仕組みとして設置する——職場に鏡を置く。 役職に就いたとき試されるのは、能力ではなく、自分の弱さとどう向き合うか。鎧を脱げるリーダーにこそ、人はついていくのです。 この番組はSpotify、Apple Podcastsでお聴きいただけます。 『組織ラジオ』のバックナンバーは「いまのたかの」を検索!