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受験生応援企画「アニメ声に出して読みたい日本語」
古文・漢文と聞くと、堅苦しくて難しいイメージがありませんか?
そんな古書漢籍をゆる~く朗読して、身近に感じてもらおうという企画です。
BGM: NoMode "VACATION!"
※劣悪な録音環境のため、楽器のノイズが混入しています。うめき声のようなものが聞こえても「奇跡体験! アンビリバボー 」等には投稿しないでください。
「奥の細道 平泉」
三代の栄耀一睡の中にして、大門の跡は一里こなたに有。
秀衡が跡は田野に成て、金鶏山のみ形を残す。
先高館にのぼれば、北上川南部より流るゝ大河也。
衣川は和泉が城をめぐりて、高館の下にて大河に落入。
泰衡らが旧跡は、衣が関を隔てて、南部口をさし堅め、夷をふせぐとみえたり。
偖も義臣すぐつて此城にこもり、巧妙一時の叢となる。
「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」と、笠打敷て、時のうつるまで泪を落し侍りぬ。
夏草や兵どもが夢の跡
卯の花に兼房みゆる白毛かな 曾良
兼て耳驚したる二堂開帳す。経堂は三将の像をのこし、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す。
七宝散うせて、珠の扉(とぼそ)風にやぶれ、金(こがね)の柱霜雪に朽て、既頽廃空虚の叢と成べきを、四面新に囲て、甍を覆て風雨を凌。
暫時千歳(せんざい)の記念とは なれり。
五月雨の降のこしてや光堂